復興への道 被災後2カ月で営業再開の食堂 福島「小名浜まるかつ」

東日本大震災が起きて、丸9カ月(この店に来た時)が過ぎました。久々に訪問した福島県いわき市でのランチ。午後一の訪問先にほど近い福島きっての漁港”小名浜港”へ車を転がしました。

ここは約2年ほど前にランチを食べに来た事のある場所。津波の被害にあったことも聞いていました。営業してるのか?否か?半信半疑で行ってみると!!

外観

見事、復活!営業再開していました。青い看板が少し傾いています。1Fが小名浜港で水揚げされた魚介類を販売する店舗。2Fがその魚介類を使った食堂になっています。

内装

店内は広く50人くらいの団体客が受け入れ出来るくらいの大テーブルが上記写真の背後に鎮座。そして少人数向けの6人テーブルが10台くらいありました。

御当地の有名な魚は『めひかり』で、その焼き魚定食が売りの様ですが、私は前回食べてあまり好みでは無かったので、今回は『焼き魚定食B(ぶりかま)』をオーダーしました。

定食

大きなぶりかまが2切れにイカとマグロの刺身。きくらげの酢の物にアサリの味噌汁と香の物。大きめのドンブリ一杯のご飯で¥1,000也。

ぶり

表面と皮をこんがりと焼かれたブリカマ。少し箸で表面を割ると、鰤の脂が醤油に溶け込んで、絶妙のソースでしっかり歯ごたえのある白身がおかず!ご飯が幾らあっても足りなさそう!?

イカやマグロの刺身も新鮮で甘みがあり、もうひとつドンブリを貰って海鮮丼にしたいくらいの美味!!仄かな酸っぱさのきくらげの酢の物が、箸休めにちょうど良い小鉢になっていました。

この店、丸活商店も3.11の震災時には160cmの津波に襲われて、1F部分は全て持って行かれたそうです。1Fの店舗にはその時の写真が掲載され、2Fの食堂には津波が押し寄せてくる時系列写真がA4のプリンター用紙2枚にプリントアウトされ、訪問客に配られていました。

復興の為には、頑張る!でも、この出来事は決して忘れて欲しくない!!そんな東北の方々の強い気持ちが込められていました。

店名:まるかつ(公式サイト
場所:福島県いわき市小名浜小屋ノ内33−9(Googleマップ
投稿者:営業員C

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