八代将軍 吉宗が愛した鰻の老舗「本家 柴藤」に行ってきました。
淀屋橋と北浜の間にありますが、創業300年というだけあり、ビジネス街の中でひときわ目立つ外観です。
小さなビルですが全体が一つの店舗で、5階まであります。
2~4階までが席になっており、各階ごとにお座敷だったり椅子とテーブルだったり個室だったりがあります。
ここの鰻は関西風の調理法です。
タレを付けて炭火でパリッと仕上げています。
で、熱々のごはんの上に乗せ、フタをしたら少し蒸されてふっくら感が増します。
パリッとしたままでいいなら、蒲焼とご飯を分けているメニューもあります。
注文したのは大阪まむし(いわゆるうな重)の最高ランク「蘭」で4,880円。
ほかに「桜 4095円」「菊 2650円」がありますが、鰻の質は同じで乗っている量が異なります。
鰻はさすが老舗だけあって、外は少し香ばしくパリッとしていて、身はふっくら柔らか、タレも必要以上に濃くなくちょうどいい感じです。
一口食べたら思わず顔がほころんできました。
そんじょそこらの鰻とは、質とタレと焼きの技術が違います!
そうこうしながら食べ進めていると・・・・な、なんと!!
なんとご飯の中に鰻がまだ隠れているではありませんか!?
さすが最高ランクの「蘭」!ごはんの中に蒲焼がさらに2切れ隠れていました。
普通ならご飯が少し余って漬物でいただいたりするのですが、これだけ鰻があればご飯がすべて鰻と一緒に食べられる!
こんな幸せがあっていいのでしょうか。いや、あるんです!この本家柴藤にはね!
というわけで、何かの記念などのプチ贅沢に鰻はいかがでしょうか。